中村 朱美|佰食屋

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  • なかむら あけみ
  • 性別:女性
  • 誕生日:1984
  • 役職:株式会社minitts  代表取締役
  • 職種:飲食店事業・不動産事業
  • 拠点:日本
  • お母さん

 

経歴

26歳:結婚
28歳:不動産事業「minitts」設立
   国産牛ステーキ丼専門店「佰食屋」開店
31歳:佰食屋すき焼き専科
33歳:佰食屋肉寿司専科
35歳:ビーフライスとキーマカレーの専門店「佰食屋1/2」

 

父親の余命宣告

わたしの父は早期退職者の募集に手を上げ、仕事を辞めました。

そこから昔からの夢だった「バスの運転手になる」という夢を叶えるべく、免許を取得し、バスの運転手という仕事に就きました。

子どもながらに夢に向かっている父親の姿と、その夢を不安ながらも支えている母親の姿は、いまのわたしの起業精神の根底にあるのかもしれません。

それからしばらくして、わたしが大学生の時でした。

「お父さんはな、大腸がんっていうがんやった。余命3か月らしい。だから手術してくる。」

病院から帰ってきたときに発した言葉でした。

わたしは泣きませんでした。

というより、泣けなかった。

父親は気丈にふるまっていたし、母親もショックを隠そうと頑張っていた。ここで泣いてはいけないような気がしました。

だから、次の日に、大学の誰もいない講義室で一人で泣きました。

まだ19歳でした。

あと3か月で父親は死ぬ……?

その後、自宅では誰もその話題に触れることはなく、同じ毎日が過ぎていきました。

そして、手術当日。

6時間に及ぶ手術が終わり、全身麻酔で眠りについている父親が手術室から出てきたとき、

意識はないはずなのに、眠っているのに、父親の手がまっすぐに上に伸びたのです。

とてもゆっくりと、でも、まっすぐに。

ああ、父はまだ生きようとしている。

生きたいのだ、と。

手術は無事成功し、すべての悪性腫瘍を取り除くことができ、その後の抗がん剤治療も終え、完治することができました。

余命3か月の父は、あれから15年経ったいまでも元気で間もなく70歳を迎えますが、まだ運転手として働いています。

父の生命力の強さと、ピンチのときにも負けない強い気持ちは、きっとわたしにも遺伝しているのでしょう。

 

自分のやり方でやってきた結末が今の自分

皆さんにも「しんどいな」「何かいい事ないかな」そう考える瞬間がきっとあると思います。

では、いま、あなたを苦しませている原因はなんでしょうか。

上司が厳しい。会社が自分を評価してくれない。職場環境が悪い。長時間働かされている。部下が期待するほど働いてくれない。妻が、夫が。

いいえ、違います。

本当の原因は、あなたです。

一人ひとり、積み重ねた月日も生まれ育ったところも違えば、置かれた環境も違うでしょう。

家族や友人、同僚や上司との関係がうまくいっている人もいれば、そうでない人もいます。

ただ、同じことが1つだけあります。

それは、いまのあなたは、あなたが重ねてきた月日とあなた自身の選択によって形づくられたものだ、ということです。

自分なりのやり方で生きてきた。

その結果が、いまの自分そのものなのです。

もしあなたが、いまの自分が置かれた状況に不満を持っているなら、これまでの自分のやり方自体を疑ってかからなければ、変化は訪れません。

絶対に。

 

自分がいちばんのラスボス

「敵は己の中にあり」ーわたしの座右の銘です。

「男は夜遅くまで働いて、家族を養っていかなきゃいけない」「子どもが3歳になるまではお母さんが家で愛情を注いで、育ててあげないといけない」

それは誰が決めたことでしょうか。昔からそういうものと決まっていたから。そう教えられてきたから。

それは、誰と比べているのでしょうか。

自分が本当にそれを望んでいるのならかまいません

わたしたちは、わたしたち自身がいつでも楽しくいられるような生き方、働き方を自分たちで選んで、それを実行しているだけです。

「たくさん稼がなきゃいけない」という重圧がストレスになり体調を崩すくらいなら、自分のペースでできる仕事を考える。

家事を完璧にすることができなくても、少しくらい放っておいても大丈夫、と肩の力を抜く。

「こうしなければ」という固定観念

実は、自分自身が持つその気持ちこそがいちばん強い「ラスボス」なのです。

 

他の人がやらない事を選択するのは孤独。

「1日100食しか売らない」「ランチタイムしか営業しない」という選択をしたわたしは、たしかに「思い切ったほうを選んだ」ように見えるかもしれません。

「ほかの人がやらないこと」「選ばないこと」をやる決断をするのは、とても孤独なことです。

でもわたしには、夫というパートナーがいました。

わたしはいつだって自信を持って、いや自信がなくたって、さまざまな決断をすることができました。

いちばん身近にいる人が、人として、いちばん尊敬できる存在だったことは、わたしにとってとても幸運なことだと思います。

でも、みんながみんな、身近にそんな人がいるとは限らないですよね。

だから、わたしのやり方、考え方で「いいな」と思ったところがあれば、どんどん真似してください。

どんどん真似して、盗んで、そこに自分がどう生きたいのかを足していけば、毎日を楽しめる心の余白は、きっと取り戻せるはずです。

「成功の秘訣は?」と聞かれることがあります。

その問いかけに、いつもこう答えます。

「何回失敗しても、成功するまであきらめなかっただけです」と。


まだまだこれから、泥だらけになりながら、何度こけても何度失敗しても諦めない鋼の心をもって、自分らしい働き方を世に広めるべくわたしは走り続けます。

 

 

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